出版物

■■ Kindle電子書籍にて、
古老に聞いた話』(地域コミュニティ談話会)が出版されました。

以下、内容紹介を転載します。


内容紹介

横浜市は、日本でも有数の港湾都市のひとつであり、町並みはとても近代化されています。金沢区は横浜市でも最も南に位置しており、大きな水族館や大学もあるので、家族づれや若者でにぎやかなところです。そうかといえば、南は横須賀市に面しており、先の大戦では、軍事的な重要拠点でもありました。また、西に目を向ければ、古都鎌倉と接しており、鎌倉・室町のかおりも漂う土地です。
 著者は、現在までフィールド・ワークを積み重ねてきました。その成果は『民俗文化』(滋賀民俗学会)や『あしなか』(山村民俗の会)などの誌面に掲載されてきました。本書『古老に聞いた話』は、2012年および2013年にかけて『民俗文化』に掲載されたものをまとめた論文集です。
金沢区は、比較的に地域史の研究がさかんな土地柄だといえます。今までも、多くの先人たちが、金沢区の民俗や歴史、民話などを紹介してきました。本書に掲載された論考は、どちらかといえば今まであまり紹介されてこなかったテーマに焦点をしぼっています。
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■ 目次 ■

1. 釜利谷地区・手子神社にある「やぐら」について
2. 白山権現社の再興にまつわる記録
3. 第二次大戦中における「やぐら」の転用について
4. 失われてしまった大人神輿
5. 日月社の扁額
6. 君ヶ崎稲荷神社の寒念仏と泥亀新田
7. 君ヶ崎から金澤山称名寺に至る道程の昔と今
8. 旧白山東光禅寺跡地の現況
9. 百八の経塚
10.あとがき 
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■■ Kindle電子書籍にて、
『霊界物語』にみられる「笑い声」と修辞: 出口王仁三郎の心性』(地域コミュニティ談話会)が出版されました。

以下、内容紹介を転載します。

内容紹介

本書では、出口王仁三郎の主著である『霊界物語』のなかに書かれた「笑い声」について、特徴的な修辞技法である交差対句に基づいた分析している。
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■目次■
1.はじめに
2.交差対句
3.「笑い声」のバリエーション
4.「笑い声」の配置
5.「笑い声」と「笑いを意味する語句」
6.おわりに
参考文献
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■■ Kindle電子書籍にて、
大正期の警察による説諭教育教材資料『説諭譚』にみられる「和歌」と「金言」』(地域コミュニティ談話会)が出版されました。

以下、内容紹介を転載します。

内容紹介

警察官による説諭は、社会秩序の維持と安定を目的として市民にはたらきかける上での重要な手法の一つである。その時々の市民の生活のありかたや風習を警察官が理解しなければ、効果的な説諭にはならない。同時に、警察官によって施される説諭のありかたには、警察組織の持つ風習(いわゆる「警察文化」)による影響が存在するだろう。つまり、警察官が施す説諭そのものに、その時々の世相を反映する歴史民俗資料としての価値があると同時に、警察組織内のいわゆる「警察文化」を知るうえでの資料としての価値も有している。

本書は、『説諭譚』にみられる「和歌」と「金言」に注目した論考である。
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■目次■
1.はじめに
2.『説諭譚』について
3.説諭の話材について
4.『説諭譚』に掲載された説諭の一事例
5.『説諭譚』の説諭事例に使用された和歌と金言
6.警察資料と和歌
7.おわりに
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■■ Kindle電子書籍にて、
近代日本こぼれ話: 迷信打破運動』(地域コミュニティ談話会)が出版されました。

以下、内容紹介を転載します。

内容紹介

江戸から明治に時代が変わり、日本は大きく変化した。そのとき、たくさんの新しい文化が移入されたのだが、一方では、おおくのものを失ってしまった。激しい変化の時代のなかでの「こぼれ話」を、本書では、当時の文献などの資料に基づいて述べたい。

本書では、明治から昭和初期にかけての「迷信打破」運動に焦点を絞った論考をあつめている。なお、最後の二つの論考は、直接的には「迷信打破」運動とは関わりがないのだが、当時の雰囲気を感じていただく目的で載せた。

本書に掲載した論考は、以前に、『民俗文化』(滋賀民俗学会)もしくは『法政人類学』(法政大学人類学研究会)に掲載されたものをあつめたものである。

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■目次■
はじめに
一、詐欺事件の事例として解釈された「お竹如来」物語―昭和10年代の文献資料より
二、「狐憑き」が減ったことと「狐」が減ったことの因果
三、「狐憑き」について―現在に残る「迷信打破」運動による影響を再考する必要性―
四、昭和初期に書かれた精神衛生のための書籍にみられる「神隠し」の事例―中村古峡による文献を中心として―
五、修身教材としての「申甲石少年物語」がもたらした効果
六、嗣法山傳心寺の原魯吉石碑と『洋算比例自在』―横浜市金沢区―
おわりに
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■■ Kindle電子書籍にて、
出口なお『大本神諭』の修辞:重なり合った交差対句』(地域コミュニティ談話会)が出版されました。

以下、内容紹介を転載します。

内容紹介

拙書『『霊界物語』にみられる「笑い声」と修辞: 出口王仁三郎の心性』では、出口王仁三郎の主著である『霊界物語』の文章に交差対句と呼ばれる修辞技法が頻用されていることを紹介した。

交差対句という技法は、聖書に頻出する修辞技法のひとつであるのだが、通常はあまり使われない技法である。しかし、『霊界物語』では、むしろ、この技法が頻繁に使われている。

本書では、出口なおが「お筆さき」によって示したとされる大本神諭のなかの3編についての分析結果を示す。

なお、『大本神諭』にみられる交差対句の特徴は、複数が重なり合っているという点である。 

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■目次■
1.はじめに
2.交差対句
3.「今度お役に立てるのは、」について
4.「艮の金神が出口直の手を借りて、」について
5.「元伊勢のうぶだらひと」について
6.おわりに
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